～変幻自在～

明円グループ
代表　明円 直志

真っ向からの直球勝負でバッタバッタと三振を奪う投手は見ていて爽快ですが、どちらかというと私は球種・コース・タイミングを使い分け、最後は得意の決め球で打者を打ち取る頭脳的な投手の方に魅力を覚えます。時には打ち込まれても、次の試合では戦略や組み立てを変えて別人のようなピッチングをする投手を応援したくなってしまいます。

私の祖父・故明円他吉が商売を始めたのが1919(大正8)年。それを起点とすると私たち明円グループは2019(平成31)年、おかげさまで創業100年を迎えることになりました。昭和恐慌、敗戦、高度成長、エネルギー革命、石油ショック、バブル崩壊等々、次々と押し寄せる荒波を、露天掘りによる石炭採掘を決め球にしながらも、時代の要請に応じて機敏に業容を変え乗り越えてまいりました。まさに「変幻自在」。しかし、そこには常に父・故明円高志が叫び続けた「安全第一・顧客優先・地域密着」という不動の方針がありました。

国立社会保障・人口問題研究所の人口推計によると、2045年には北海道の人口は400万人、明円グループ発祥の地・歌志内市は何と813人。本社のある滝川市も25,318人になるということです。そんな時でも変幻自在。少なくなった地域の皆様に愛され、頼りにしていただける会社でいられるよう、研鑽を怠ることなく成長していきたいと考えています。

101年目からの明円グループ、今まで以上の魅惑のピッチングをお楽しみ下さい。

明円グループ
代表　明円 直志